チアシードの食べ方と栄養
去年から、チアシードが気になってはいたのですが
冬になり、ドリンクとかにいれるのなら
暖かい飲み物しか飲まなくなるなと思い、買いそびれていました。
最近やっとあったかくなってきました。
もう、3月ですもんね。
それで、初めてチアシードを買って見ました。
私は、一人暮らしになってから
お肉や魚類をあまり食べなくなったので
やはり栄養面のバランスが気になってはいます。
チアシードはカルシウムや鉄分も入っているので
私にとっては、栄養補助にもなるなと思いました。
でも、思った以上にチアシードはすぐれた栄養素を含んでいるものだったんですね。
チアシードに含まれる栄養
チアシードは、体内では生成できない必須脂肪酸「オメガ3(α-リノレン酸)」を多く含み、
タンパク質・カルシウム・鉄分・必須アミノ酸8種など
私たちの身体に必要な栄養素を豊富に含んでいるそうです。
しかもコレステロールが0です。
食物繊維も含み、便秘にも良さそうです。
少しの量で満腹感が得られ栄養価が高いことから、
美容や食物繊維のダイエットサポート食品として
注目され、通販でも人気になっています。
チアシードの食べ方
会社の同僚で、チアシードを食べたことがあるという男性がいて
その人に、どうやって食べてました?って聞いたところ
ご飯を炊くときに混ぜて、炊いて食べていたそうです。
彼は、お米と一緒に炊いてたべていたそうですが
続けていないようで、そんなに興味がなさそうでした。
1人暮らしの男性ですし、今時の料理好きな男性でもないようなので
そんなものかもしれないなぁと思いました。
チアシードに含まれる重要な栄養成分「オメガ3(α-リノレン酸)」は
熱に弱いため、加熱せず使った方が良いらしいのです。
通常のα-リノレン酸は熱に弱く酸化しやすいのですが
チアシードの場合頑丈な種皮に包まれ無酸素状態なので
高温の油で揚げたりしないかぎり100度くらいの熱だったら大丈夫なのだとか。
あながち、お米と一緒に炊くという方法も間違いではなかったのですね。
チアシードはチアというシソ科アキギリ属の一年草の種子です。
そう、タネです。
チアシードを美味しく食べるには
プチプチの食感を楽しむためには
まず初めに水に浸して、常温(10~42℃)で12時間以上おきます。
蓋つきの瓶にいれておくと良いです。
水に浸してから何回か振ると水の吸収がいいです。
水に浸すと10~12倍に膨らんでゼリー状になります。
なので、チアシードの10~12倍の水の量を入れるます。
これから夏になるのでつけ置きも冷蔵庫の方が安心かもしれません。
食べれる状態になったチアシードは冷蔵庫で保存し、
1週間以内には使い切るようにします。
チアシードはドリンクなどのトッピングに
チアシードは無味無臭なので、豆乳や牛乳、ジュースに入れて飲むと
味を損なわずに、プチプチした食感を楽しめます。
ヨーグルトやスムージーでもいいですね。
チアシードの表面には、グルコマンナンという水溶性食物繊維が覆っており、
この成分が水分を吸収して膨らみ、プチプチの食感になります。
そして、水分はゼリーのようにぷにゅぷにゅになります。
スムージーにいれたら、ヨーグルトみたいになって
ふわふわ、すごくおいしくてお気に入りです。
チアシードの発芽毒って?
玄米などと同じようにチアシードには発芽毒があると言われているようです。
だから、そのまま食べると危険で、その毒性をなくすために水に戻す必要があるとか。
へぇ、そうなんだ
としか思わなかったのですが、実はこれ、噂にすぎないようです。
チアシードの発芽毒とはアブシジン酸と呼ばれるもので
玄米などの植物種子に含まれる食物ホルモンの一種です。
このアブシジン酸は確かに注意が必要な物質なのですが、
玄米などにも含まれる物質で
ことさらチアシードが危険といういわれはないようです。
アブシジン酸植物の発芽を調整するホルモンなのですが
人の体内に入ると細胞中のミトコンドリアに対し毒性を持ち
ミトコンドリアが傷つけられると
免疫力が落ちたり、疲れやすくなる、さまざまな病気に
かかりやすくなってしまうということです。
ただ、チアシードに含まれる発芽毒(アブシジン酸)の含有量は
極微量(0.01ppm)くらいで、通常の食べ方をする限り問題ないそうです。
健康被害を及ぼすには最低でもチアシード約1300g以上食べなければ
なりません。
そんなに食べる人はいないでしょうし、同じことが玄米などに
言えるとして、玄米を危険視される人はほぼいないと思います。